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マッサージとリラクゼーションは何が違うのか国家資格の有無と、施術所の見分け方
「マッサージ」「指圧」「鍼灸」を仕事として行うには国家資格が要る。リラクゼーションとの前提の違い、施術所を見分ける手がかり、初めて訪ねるときの準備を整理した。
国家資格の施術所と、リラクゼーション。
身だしなみというと、髪や眉、肌、服を思い浮かべる。だが、どれだけ外側を整えても、隠しきれないものがある。疲れだ。前に傾いた首、上がったままの肩、こわばった表情。疲れは姿勢と顔にそのまま出る。
体をほぐしてもらう店は、駅前にも商業施設の中にもある。ただ、看板の言葉をよく見ると、「マッサージ」「指圧」「鍼灸」と書かれた店と、「リラクゼーション」「ボディケア」「もみほぐし」と書かれた店がある。この違いは、単なる呼び方の違いではない。
「マッサージ」は、国家資格の仕事
日本では、あん摩、マッサージ、指圧、はり、きゅうを仕事として行うには、国家資格が必要だ。あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律(あはき法)は、医師以外の者がこれらを業とするには、それぞれの免許を受けなければならないと定めている1。
あん摩マッサージ指圧師やはり師、きゅう師は、厚生労働大臣の免許を受けた国家資格者だ。文部科学大臣の認定した学校、または厚生労働大臣もしくは都道府県知事の認定した養成施設で3年以上学び、国家試験に合格した者だけが、業として施術を行える1。施術所を開いた者は、開設後10日以内に所在地の都道府県知事(広島市のように保健所を設置する市では市長)に届け出なければならないと法律で定められている1。
一方、リラクゼーションやボディケアをうたう店の多くは、こうした国家資格を前提としない。体を心地よくほぐし、くつろぎの時間を提供するサービスとして営まれている。質の高い店も多く、どちらが良い悪いという話ではない。ただ、提供しているものの前提が違う。
資格のない施術には、注意も呼びかけられている
消費者庁は2017年、整体やカイロプラクティック、リラクゼーションマッサージなど、法的な資格制度がない医業類似行為の手技による施術について、慎重に受けるよう注意を呼びかけた。同庁に寄せられた事故情報は2009年9月から2017年3月末までに1,483件あり、そのうち治療期間が1か月以上となる神経・脊髄の損傷などの事故が240件、全体の約16%を占めていたという3。施術を受ける際は体の状態や希望をはっきり伝えること、施術後に異常があればすぐに施術者に伝え、医師に相談することなどを勧めている。
これは資格のない店を避けよという意味ではない。自分が受けている施術がどういう前提で提供されているのかを知っておくこと。それが、体を人に任せるときの最低限の備えになる。
見分けるための三つの手がかり
では、目の前の店が国家資格者の施術所かどうかは、どう見分ければいいのか。
一つ目は、店の名称と表記だ。国家資格者の施術所は、あん摩マッサージ指圧、はり、きゅうといった業務の種類を広告に掲げることができる。法律は、施術所などの広告に載せてよい事項を、施術者である旨や業務の種類、施術所の名称などに限っている1。
二つ目は、施術者の資格の表示。予約サイトのスタッフ紹介や店内の掲示で、資格の名称が明記されているかを確かめる。厚生労働省は、国家資格者と無資格者の判別が難しいという指摘を受け、有資格者であることを確かめるためのリーフレットや、有資格者が携帯できる「厚生労働大臣免許保有証」についての情報を公開している2。
三つ目は、直接尋ねることだ。資格を持つ施術者なら、その質問に困ることはない。
広島駅の北側にある施術所
国家資格者の施術所の一例として、広島市東区光町の TRONC(トロン)を挙げておく4。
所在地は広島市東区光町2丁目。JR広島駅の新幹線口(北口)から徒歩6〜7分ほどのビルの一室にある4。
施術者は2名で、予約サイトのスタッフ紹介では、行友幹大氏が「鍼灸あん摩マッサージ指圧師」、もう1名が「鍼灸師」と記載されている4。業務の種類は、あん摩マッサージ指圧と、はり・きゅうだ。予約に基づいて施術を行う完全予約制で、施術時間は10時から21時まで4。
施術所の広告には、法律で載せてよい事項の制限がある1。この記事でも、紹介は施術所の名称と所在、施術者、業務の種類、施術時間、予約制といった事項にとどめた。施術の内容や料金、自分の体に合うかどうかは、予約の際や来店時に施術所へ直接確かめてほしい。国家資格者の施術所であっても、体の不調や痛みの原因については、医療機関での診断が先になる場合もある。
初めて施術所を訪ねるときに
国家資格者の施術所に初めて行くときは、いくつか準備しておくと落ち着いて受けられる。
まず、体の状態を整理しておく。どこが張っているか、いつ頃から気になっているか、持病や服用中の薬があるか。施術の前に問診を行う施術所が多く、これが施術の組み立ての材料になる。
次に、服装。着替えを用意している施術所もあるが、体を締めつけない服で行けば安心だ。鍼を受ける場合は、施術する部位を出しやすい服のほうがいい。
そして、鍼が初めてなら、その不安を正直に伝えること。使う鍼の種類や刺激の強さは、施術者が相談に応じて調整するのが一般的だ。
自分に合う場所を選ぶ
体を任せる場所の選び方は、目的によって変わる。
ただくつろぎたい、仕事帰りに少し体をほぐしたい。そういうときは、通いやすいリラクゼーションサロンがよい選択になる。駅ビルや商業施設の中にあり、短い時間から受けられる店も多い。
国家資格を持つ施術者に体を任せたい、指圧や鍼といった施術を受けてみたい。そういうときは、施術所を選ぶことになる。資格の有無を確かめ、施術者と話したうえで決めるといい。
どちらを選ぶ場合も、痛みや体調の変化があれば遠慮なく伝えること。強く押されることが、必ずしも良い施術とは限らない。
体を任せる前に、前提を知る
体を人に任せる店には、国家資格を前提とする施術所と、そうではないリラクゼーションの店がある。その違いを知っていれば、選ぶのは自分でできる。
この記事について
この記事は、メンズ眉毛専門サロン Lit(Men's Beauty Salon "Lit")の編集部が執筆した広告(PR)記事です。運営者のサロン(Lit/Lit-skin)の紹介を含みます。TRONC の紹介は編集部が独自に選んだもので、掲載については同店に連絡済みです。同店から対価は受け取っていません。施術の感じ方には個人差があり、体の不調については医療機関にご相談ください。 編集方針と広告表記